パラダイムシフト
台風がやって来るのかな。
気圧のせいなのかな。
こんにちは。
将来への不安を隠せない、ノーフューチャートミーです。
写真はハリー兄さんがリハ休憩時に語っていたお寺なのです。
空恵寺(くえじ)と読みます。
突然ハチャめいて赴いてみました。
ナビゲーション通りに車を走らせていくのですが、途中、エゲツない坂、坂、坂。
車が思うように登っていかず、束の間静止してしまいました…。
もしかして、このまま神隠しに遭うのでは…。
道の途中に仏像?のようなものが点々と置いてあるのに気づきます。
よく見えなかったのですが、
薬師如来、とか、
大日如来、とか。
榛名神社なんかは道中に七福神が設置されているのですが、アレって本堂に辿り着くまでの結界らしいですね。
魔物が簡単に進入出来ないように造られてるわけです。
なんか、このまま、辿り着けないのって、まるでトミーが魔物のようではないか、と不安に駆られました。
ちょうど今日の靴下デビル柄だし。
嗚呼、きっと、自分、今魔物だな、くらいのメンタルで赴いたので、それもまたきっと正しいエネルギーなのですかね。
途中泣きそうになるエモンになりながらも、なんとか辿り着いた空恵寺。
お邪魔します、と門をくぐります。
お花も緑も美しいです。
竹林に囲まれています。
階段には苔。
なんか、苔好きの人多いですよね。
私の周り、苔好きの友達ばかりでした。
歩くとフカフカします。
人っ子ひとりいない。
虫の音と風の音。
あまりにも音の伝わり方が研ぎ澄まされていて、むしろ恐怖感がありました。
草の揺れる音にさえビクつき、
此処で野生動物に遭遇したら、どう抗おう、とばかり考えていました。
人間というよりは、野生動物(無力な方の。弱肉強食でいったら肉になる方の動物。)の気分でした。
此処のお寺にいる途中、ずっと恐怖心を感じていました。
なんだか、ビクつく。
まだ起きぬ事の不安。
未知の不安。
想像上の不安。
何故でしょう。
自分を弱い生き物と感じる心境でいました。
トミーのテーマでもあって、ここに導かれたのかな?
本堂までの道中、立派な立派な木がありました。
なんとなく触れてみると、何故だか涙が出ました。
不完全でも、存在してよい、と。
お告げを頂いた気がしました。
階段を登りきると、
こんな様子。
御朱印とか貰えるのかな?と思って、周囲をグルグルしてみましたが、よう分からんので、何もせずに降りました…。
階段を降りるとき、私の中にはもう恐怖心はありませんでした。
淡々と、ただ、苔のフカフカを降りて行きました。
熊に遭遇する事もなく、無事に下山。
此処に導かれた教訓、未だ分からず。
ただ、なんてことないシチュエーションにも、いつもいつも不安でいる事に気付きました。
これは、母のDNAだな、と思いました。
行きは母の心持ち、帰りは父の心持ち。
対照的な両親なのです。
そういえば、この日は父の月命日でして。
父親の好きだったオムライス屋さんでランチしようと思い、中之条に赴きました。
チーズオムライス、オーロラソース。
いただきまーす。
ペロリ。
腹ごしらえして次の目的地へ。
調べ物があるので、図書館に移動。
ナビを立ち上げると…。
おや…。
GPSがおかしい…。
おや…。
私、中之条にいるのに…。
GPSが長野の千曲市…。
うむ…。
私が高校生の頃、父は長野に単身赴任していたのです。
千曲は、まさに父のお仕事の管轄エリア。
おやや…。
父、いるのかね?此処に…。
お盆来るしなぁ…。
トミー、こういったGPSホラー現象にたまに遭遇します。
以前、新潟市にいる時、GPSは何故か鉄道博物館前に居ました…。
思うところがあったので、その人物の意識をキャッチしてしまったのかしら、と、暫くホラーな目に遭っていました。
なんだか不思議な1日。
決して気持ちは晴れない1日。
何かが引っかかる1日。
DNAのクリアリングを余儀なくされる1日。
意識がありすぎて、何者にもなりたくない1日。
洞察がなさすぎて、自己を嫌悪する1日。
謎は未だ解けず。
ただ、ただ、食後に食べた山椒のジェラートが、お口の中に余韻を残す。
山椒は小粒でピリリと辛い。