ね、なぜ旅に出るの?
苦しいからさ。
ちげえねえ。
青森3日目は、もうおかえりの時間です。
ホテル〜駅間に、まぐろ食えそうな食堂があったのでそちらに寄ることにしました。
なんだっけ、番組名。
ほら、なんだったけ。
なんか、やたらテレビ取材されましたアピールのシールいっぱい貼ってありました、店窓。
無知な私達は雲丹のシーズンを知らずに、雲丹と鮪の丼みたいのありますか言うたら、お客さんそいつぁちげえや、みたいな感じで鼻で笑われました。
雲丹って初夏初秋のものなんだね。
なんにも知らなかった雲丹なんて滅多食わねえから。
それなので鮪どーんてしてる丼頼みました。
だがしかし大間の鮪でもありませんでした。
宮城獲れとか言ってたかな。
それでも脂感とか濃な感じ好みでした。
なんか、醤油、素敵画だった。
ほら、二つ揃って素敵感。
はい、ぺろりんちょ。
青森中心部まで電車があまり出ていないので、もうそろそろおいとまです。
と、外出たら雨。
食堂に来るまではカンカンしてたのに、どえらい天気崩れてて、強風暴風雨でした。
キャリーはアチラの方向に行ってしまうし、ベレーは飛ばされそうだし、傘はバッカルコーンなってるし、たかだか5分そこそこの距離なのに激しく消耗しました。
旅最後の苦難でした。
5分くらいだけど。
おやつ買って帰ります。
まとめ
私はまだ太宰治を知らない。
48年間生きてきて太宰を知らない。
苦悩や敗北は知っているのに太宰を知らない。
これからやるのさ。
帰りの車窓にて。
青森の曇天時々雨時々晴れを抜けて虹を見たのさ。
久々に虹に会ったよ。
ね、なぜ旅に出るの?
旨いものがあるかもしれないからさ。
と言ってトミーはまた旅に出るんだ。
ちゃお。