あの鐘が鳴るのは彼方

長い長いジメジメの一瞬の晴れ間。

かたつむりを飼いたいな。

こんにちは、トミーです。

7月17日コルトレーンの命日、ハリ兄のバースデーイヴ、トミーは入籍というものをしてみました。

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日常は何も変わりませんが苗字が変わりました。

画数がだいぶ減って書類を書いたりだのがだいぶ楽になり、ありがたいです。

当日は肉焼きの宴をして、久々アクセラ兄達(MAD兄は魂のみで参加)に会えて懐かし嬉しかたです。

ハリ兄の痛めた指が完治して進化の願いも込めて祝杯。

だいぶ痛みが引いてきた、との事なので嬉しみです。

本当は6月9日(ロックの日)に入籍しようなどとほざいていたのですが、2人の中にロックの要素は足りず見送りに。(真実はコロナ禍下での書類申請云々が滞った等々で見送り)

ジャズ好きな僕達はコルトレーンの命日に滑り込んでみました。

皮一枚で繋がった僕らの関係に紙一枚を添えて強固なものに。

去年のテーマが絆だったので、今年はSHAZNAに。

結婚が、いつか結魂になるように、北斗の拳的願いのもとに。トミーは未だ実感なく、トミーのままです。

クリーミィマミの婚姻届でファンシィに役所に提出しましたところ、お2人の写真撮らなくていいですか?と役所の方に聞かれましたが、幸せとは無縁なトミーの脳内には毛頭其ような考えはなく、あ、いいです、と一蹴しました。

そうか、本来なら、いっちょここでハシャぐものなのかもしれない、と思いましたが、事務的な処理がきちんとうまく受理されるかしら?の心配しかなかったトミーはハシャぎ方も分からなかったので、ハシャがぬまま事務的に役所を後にしました。

脳内の想定内の幸せ、は、心中の想定外の幸せにはなりませんでした。

でも自分が想像していた以上に仲が悪くない状態で届を出せたので良きかな、と思いました。

うんうん、こんな感じが一番よろしいのだと思う。

久々に昼間からBQ的な事で、皆々様にお会い出来ました。

旦那様はBQがしたい、BQがしたい、と、譫言のように魘されていたので、肉と酒に包まれて良かったね、と思いました。

コービー兄も、久々にいろんな人と話せた、と言っていたので、結婚にかこつけて宴をやって良かったのかなぁ、と思います。

こんな情勢ですので、致し方無しですが、集まれて良かったのかなぁ、と思います。

宴の夜は夢を見ました。

亡き父の部屋のタンスに鍵がかかっている夢。

夢の中では父は未だ生きていて、父が死ぬ時この鍵どうすんだろ…と思っている夢でした。

知らぬ事は知らぬまま、が良いのでしょうか。

現実に父が病に倒れて危篤時、母親が「誰か会わせなきゃいけない人がいるんじゃないか」と言っていました。

え、それって愛人的な。

まぁ、無くないな。

と思いました。

父には秘密が、たんとあったと思います。

その秘密ありきで、なんとか生きながらえた部分もあるのかな、と思います。

自分が結婚、となった時にそのような夢を見たのは、なんでしょね?と思います。

うちの両親には感謝していますが、メオトのあり方としてイイネ、と思った事はありません。

旦那様のご両親は会話が常にあって仲良しで、私の眼には羨ましく映りました。

うちの両親は、ダンマリ、でしたから我慢の圧力が半端なくて。

娘は当然居心地悪いです。

仲悪いならハヨ別れろよ、とさえ思いました。

のちに母親に聞くと、お前達の為に別れなかった、と言っていました。

いや、お前達の為にも、自分の為にも別れろや、と思いました。

父親は無言で見せてきたのかもしれません、タンスの鍵。

重たいだろう、このタンス、的な重圧感でした。

父親は表面上楽しく振る舞っていて、お祭り的な人で、人の居るところが好きで、酒が好きなわけではなくて酒の席が好きで、女好きで、面倒見が良くて仕事しっかりする人で、晩年には笑顔の記憶しかなくて、それでも孤独の匂いがしてました。 娘の私は、どうにかこうにかしてあげる事は出来るかな?と思いましたが実際は何も出来ません。 面倒かけて世話焼いてもらって父親のやる事増やすしか無かったです。 父の寂しさは感じていながら私にはどうする事も出来ませんでした。 私が後悔をしていない唯一の事は、「お父さんの子供に生まれて良かったよ」と、面と向かって言えた事です。 「ありがとね」と、ちょっと戯けていた父親の笑っている姿は今でも鮮明に覚えています。 場所は聖地マーキムーンさんであった事も。 結婚前夜、ではなくて、結婚後夜に見た父さんの夢。 鍵がかかった黒くて重たそうなタンス。 私は良い気はしなかった。 苦しそうだった。 本当は苦しいのに、苦しい、って誰にも言えない感じがした。 そのような事は言ってはいけない、思ってもいけない、みたいに感じた。 吐けない苦しみ。 父親にとっての結婚生活は、どうだったのだろう?と改めて感じていて、今、涙しています。 一番近くの人に何も吐けない関係性ってなんだろう? 私も父や母に大事な事は言えませんでした。 苦しい事も悲しい事も言えませんでした。 吐けないので私の場合は、自問自答していたので占い能力がついたので其れは良かった事なのかなぁ、と思いますが。 あ、関係ないけど最近占いのお客様に「これは人助けですよ!」って言って貰えたのが凄く嬉しかったです。 え?アタクシなんかがですか? ってハートフルな気持ちでした。 なので占い業務は続けて行きたいです。 はい、話は逸れましたが。 そんな他人の苦しみを考えながら過ごしていた婚姻翌日。 某俳優さんの自殺ニュースを見て更に落ち。 何処か煌びやかな別の場所で軽やかな魂であらんことを、と思いました。 あまりパーソナルを存じ上げない方ですがショックで落ちました。 結婚おめでとう、と人様は言ってくれますし、結婚とはそういうものではありますが、トミーは今決して手放しで幸せではありません。 幸せは自分でつくっていかなあかん、と思いました。 結婚とはパートナーが幸せにしてくれるものではありません、とも思いました。 とかく結婚は「幸せにするよ」と言ってもらいたいがちなのでしょうが、自分の幸せを他人に委ねるなんて危険極まりない行為。 トミーは恋愛において甚だウットリしない今の旦那さんを選びました。 真実をくれる人だからです。 真実は本当に厳しい。 結婚〜、ウットリ〜、なんてしてらんない。 本当は、したかったけどね、多少。 つか、ウットリしない、を選んだのも自分なんだな。 ウットリし過ぎて痛い目を見た且つての教訓もあるんだな。 トミーは鍵のついた重たい黒いタンスは選びません。 鍵は、いつでも開けておくし、甘いお菓子を入れといたり、たまにはムシューダとかも入れときます。 あと、ポテチと漫画。 お腹が空いたら食べなさい、退屈だったら読みなさい、てなもんです。 そんな事を考えていた婚姻後わずか数日。 だけど、そんなに生活も頭の中も変わらない婚姻後。 あんなに恐れていた結婚が、それほど怖くないという事実。 僕は一体何に怯えて生きてきたというのだろう。 そして今後も何に怯える事があるのだろう。 恐怖なんてあるのかな? 本当にそれは恐怖かな? 今日、麩かな? 一生2人でフザけて生きていきます。 なかなか一緒にフザけてくれる大人って、見つからないからね。 それでは、また。 どうぞ、お元気で。