46歳になりました。
こんにちは、星野源です。
あ、というのも、星野源さんと、同じ誕生日なトミーでやんす。
びっくりでやんすよ、46歳とか。
ど根性でやんすよ、男の道は。
厳しいでやんすよ。
今年は、とても素敵な誕生日を過ごしたんですよ。
ふふふ。
なんと、バースデーイヴに家出です。
うふふ。
楽しかったぁ。
あはは。
誕生日は、1人旅しようかな、なんて目論見があったのですが、こんな情勢でしょう?
浮かれ気分で砂浜なんて行けないわけです。
そんなところに、トミーのメンタル火山が大爆発。
若旦那にムカついたのです。
今に始まった事ではありませんが、恨みが増幅し耐え難いものになってしまったので、これは一緒には居られないなぁ、と思い、家を出ました。
その噴火日がバースデーイヴだったもので、家を出たきりにして消息を絶とう、と計画しました。
ところが出先で、たまたま家出仲間が見つかり、家出というネガティヴ反応がダンジョン方式の大冒険になったわけです。
良いお年をして家出した事をのちに友人に話すと、「中学生かっ」と笑われましたが、中学生の頃に家出したり、盗んだバイクで走り出せたり、校舎の窓ガラス割れるくらいなら、健全な少女時代なわけです。
憧れてやまなかった家出。
家を飛び出す、というやつが、どうも理性的になってしまい出来なかったのです。
賞味期限が近い旨いパンが、まだ家にあるではないか、とか、大体食べ物の心配です。
飛び出す、とまではいかないのですが、しれー、とこっそり荷物まとめて、しれー、とこっそり近所にいました。
私にとっては大きな一歩です。
私にはPMDDという病があって、若旦那はご承知おきなのです。
この家出という行動が、私を自由にする第一歩となったのです。
うちの若旦那様は、「好きにしたらいい」と言います。
その「好きしたらいい」は、投げやりでも自分都合でもなんでもなくて、本当に「好きにしたらいい」なのです。
親にだって言われたことなかったのに。
おやじにだってぶたれたことなかったのに。
あ、ちなみに若旦那ぶん殴ったのは私の方ですが。
生きてきて初めて大人の男の顔面を殴って夢みたいでした。
でも、殴った拳が痛いから夢じゃない、と思いました。
こうみえて私達、新婚さんです。
お前が死ぬか、俺が死ぬか、それが私の新婚さんです。
これはこれで浪漫ティックな事ですよね。
殺さないように私は逃げたわけなのです。
殺してしまいそうになったら家出する。
正しい答えを誕生日に授かりました。
神様ありがとう。
はじめての御使い① おわり