意地悪な波浪

つか、地震やばくね?

HEY、みんな、元気かい?

こんにちは、トミーです。

あの大地震から約10年。

久々危機感じました。

TV観てたら、地震です、って出るじゃない。

そしたら、家が揺れてくるじゃない。

え、まだまだ揺れるじゃない。

え、結構長いじゃない。

え、どうしよう。

パジャマのまま、店を確認しにゆく。

あ、良かった、大丈夫でした。

そんな緊張感の中、若旦那は心ウラハラ放屁ばかりしていたので私の気持ちは落ちつきました。

コロナ禍で、また大きな地震で、また追い討ちかけるように悪天候で、なんなのさ、そうなのか、て感じです。

鬱病が止まりませんよ、また。

厭になっちゃうよ。

10年前の、あの地震の時は、家電量販店でバイトしてたので、きゃあ地震、嘘だろ揺れすぎだろ、遂にこの日が来ちまったかっつって、パニくって、ずっと何故か乾燥機押さえてました。

バイト仲間の若い女の子は、歯医者行くっつって早退した後で、嘘だろ、この地震の中歯医者はないぜ、あの子は無事なのか、あの子はシュレッダーに髪の毛食われたりもした子なんだぜ、大丈夫か、嗚呼、両親は大丈夫かな、犬は大丈夫か、同居人は大丈夫か、犬猫は大丈夫か、と自分の脳内はだいじょばないあの記憶が蘇りました。

その当時の同居人の両親は福島にいて、小荷物と犬だけ連れて群馬まで逃げてきました。

駅が流されちゃった、とか、TVで報道されてることと事実が違う、とか、ご両親から聞かされた時、嗚呼、これは夢?現?お母さんスーパー買い物中に上から何か落ちてきたらしくて頭怪我してるし、嗚呼。

現実感がなさすぎて感情が無だった事を思い出します。

感情が無だったはずなのに記憶としては鮮明です。

あの時仕切りに流れていたあのCMのあのメロディとか、あの時の空気感とか、何かを思ったのか地震発生日の前夜に同居人とお互いのサイン(架空)を贈りあったこととか、地震当日の朝に、着物を着た女の人が後ろ向きにベンチに座っていた夢を見た事とか。

あれから10年も経つのに、あの時の余震だなんて。

嗚呼、地球って。

私達は、とんでもない時代に生きているわけなのです。

嗚呼、地球って。

10年という月日。

長いの、短いの、パラレルなの。

そんなんで、なんとなく気持ち沈んじゃって、パンばかり焼いています。

パンは、いいよ。

みんなも焼いてみるといいよ。

何故だか分からないけど気持ちが落ち着くんだ。

ベースを弾けって?

実はベースも弾いてみたんだが気持ちが落ちつかなかったんだ。

分かるだろ?

不安が音に現れちまうんだ。

不穏な音になっちまうんだ。

不穏を楽しめって?

うん。

そうだな。

不穏さえも楽しまねぇと。

やってらんねえよな。

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不穏を乗り越えようぜ。

そうだ。

不穏を乗り越えようぜ。

では、またね。